研究課題
若手研究(B)
光照射によって可逆的に反応を起こし色が変化するサリチリデンアニリン誘導体の水素移動機構を解明するため、水素を高精度に観測できる中性子回折測定を行った。まず、サリチリデンアニリン誘導体の重水素化を行い、長辺0.8mm、薄さ0.1mmの薄い単結晶を作成することに成功し、単結晶の体積も稼ぎつつ、全体の光反応率を稼いだ。これを大強度陽子加速器施設J-PARCに設置された単結晶中性子回折装置iBIXを用いて、単結晶中性子回折を行い、十分な中性子回折強度を得ることに成功した。
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RADIOISOTOPES
巻: Vol.59, No.4 ページ: 279-287
Acta Crystallogr D
巻: Vol. 66 ページ: 1194-1197