研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、有機分子の励起三重項状態を用いて有機材料中に大きな磁化を発現させ、観測することである。本研究では、差動アンプ等を用いて、磁化を観測するための時間分解ファラデー回転測定装置の改良を行った、また、アメリカワシントン大学セントルイス校のLin教授の研究室において、Lin教授およびドイツフライブルグ大学のKothe教授との共同研究を行った。理論計算から、励起三重項状態のスピン副準位のエネルギーがレベルクロスする領域で大きなスピン偏極が生成することを明らかにした。
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アメリカ化学会会誌 114巻
ページ: 2476-2483