微小空間を利用した選択的ホルモース反応

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21750124
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 高分子化学
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 橋爪 章仁 大阪大学, 大学院・理学研究科, 講師 (70294147)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• キーワード: 微小空間 / ホルモース反応 / ホルモース / ホルムアルデヒド / 多孔性アルミナ / 逆ミセル / 界面活性剤 / 両親媒性ブロック共重合体

研究概要

選択的ホルモース反応の実現を目的として、多孔質アルミナと逆ミセルのウォータープールを微小反応場として用い、ホルモース反応を行った。多孔質アルミナは、ホルモース反応に対する高い触媒能を示し、より炭素数の多い糖アルコールを形成した。逆ミセルのウォータープール中のホルモース反応では、初期反応の加速と生成物の選択性が観測された。

研究成果

• [雑誌論文] 糖存在下でのゾルゲル法による多孔性アルミナの調製と得られた多孔性アルミナの機能 (2010)
  • 著者名/発表者名: 橋爪章仁、藤本拓、正岡誠、真田雄介、佐藤尚弘
  • 雑誌名: 高分子論文集 Vol.67、No.5 ページ: 312-317
  • 査読あり
• [雑誌論文] Interaction of poly(N-acryloyl-amino acids) with saccharides in aqueous media (2010)
  • 著者名/発表者名: HASHIDZUME, Akihito、TANAKA, Atsushi、SATO, Takahiro
  • 雑誌名: Polymer Vol.51、No.1 ページ: 18-21
  • 査読あり
• [学会発表] 逆ミセル内のウォータープール中でのホルモース反応 (2011)
  • 著者名/発表者名: 正岡誠、橋爪章仁、佐藤尚弘
  • 学会等名: 日本化学会第91春季年会,2PC-118
  • 発表場所: 神奈川大学横浜キャンパス(横浜)
  • 年月日: 2011-03-27
• [学会発表] 微小空間におけるホルモース反応 (2010)
  • 著者名/発表者名: 橋爪章仁、真田雄介、藤本拓、正岡誠、佐藤尚弘
  • 学会等名: 第59回高分子討論会,3Pc111
  • 発表場所: 北海道大学高等教育機能開発総合センター(札幌)
  • 年月日: 2010-09-17
• [学会発表] 糖の存在下ゾルゲル法によって調製した多孔性アルミナの特性 (2010)
  • 著者名/発表者名: 橋爪章仁、藤本拓、正岡誠、真田雄介、佐藤尚弘
  • 学会等名: 日本化学会第90春季年会,3PB-128
  • 発表場所: 近畿大学本部キャンパス(東大阪)
  • 年月日: 2010-03-28
• [学会発表] エーロゾルOT逆ミセルのウォータープール中におけるホルモース反応 (2010)
  • 著者名/発表者名: 正岡誠、橋爪章仁、佐藤尚弘
  • 学会等名: 日本化学会第90春季年会,2PC-027
  • 発表場所: 近畿大学本部キャンパス(東大阪)
  • 年月日: 2010-03-27
• [学会発表] Formose reaction in water pools of Aerosol OT reverse micelles (2009)
  • 著者名/発表者名: Makoto Masaoka、Akihito Hashidzume、Takahiro Sato
  • 学会等名: Osaka University Macromolecular Symposium on Chemistry, Physics, and Biology in Macromolecular Science (OUMS '09),I-25
  • 発表場所: Graduate School of Science, Osaka University (Toyonaka)
  • 年月日: 2009-12-12
• [学会発表] Preparation of porous alumina by the sol-gel process in the presence of sugars and functions of the alumina obtained (2009)
  • 著者名/発表者名: Akihito Hashidzume、Taku Fujimoto、Makoto Masaoka、Yusuke Sanada、Takahiro Sato
  • 学会等名: Osaka University Macromolecular Symposium on Chemistry, Physics, and Biology in Macromolecular Science (OUMS '09),I-22
  • 発表場所: Graduate School of Science, Osaka University (Toyonaka)
  • 年月日: 2009-12-12
• [備考] ホームページ等
  • URL: http://www.chem.sci.osaka-u.ac.jp/lab/sato/sato_lab_j/member_j/hashidzume_j/hashi2_pb_j.html