1-Deoxynojirimycin(1-DNJ)量の品種依存性を調査した結果、一般的な品種である一ノ瀬に比べ、倍数性品種の一部は1-DNJ含有量が高く、また信州大学繊維学部改良品種においてDNJ 抽出液の阻害率が高いことがわかった。 桑/マニア麻セルロースフィラメントにおいて、桑比率30%の試料の分子配向度と力学物性が最も高い結果を示した。楮由来繊維集合体に比べ桑由来繊維集合体の密度は低く、平滑度・通気度が高いことが明らかになった。このことから、桑由来繊維集合体をナノフィラメント化して織編加工することで、吸着素材や研磨素材等の高機能材料への応用の可能性を見出すことができた。
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