本研究課題では、X線トモグラフィー法(X線CT)を高分解能化するための要素技術として、連続回転型CTの研究を行い、X線CTの高度化と、X線CTの高分子材料への応用を図りました。 高速カメラ・スピンドルモータを使用したオプティカル計算機トモグラフィー法(OCT)実験系の構築を行いました。 高度化したX線CT技術を用いて、高分子材料等への応用を積極的に行いました。高分子ブレンド系、高分子複合材料系に関する様々な研究を行い、多数の学会発表を行いました。その成果に関する論文等の作成も行いました。 また、X線CTの高分子材料以外への応用も行いました。植物、昆虫、鉱物、食品、電子デバイスなど様々な応用を様々な講演会等で紹介しました。他分野の応用展開については、研究の進め方も含めて、今後の研究課題としています。また、植物・昆虫・食品などは身近な応用例であるため、一般向け科学イベントや、一般向け講演会等を利用し、科学啓蒙活動にも参画しました。
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