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2009 年度 実績報告書

テザーを利用した宇宙用モビリティに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21760171
研究機関首都大学東京

研究代表者

竹原 昭一郎  首都大学東京, 理工学研究科, 助教 (20431819)

キーワードテザー / マルチボディダイナミクス / 宇宙工学 / モビリティ
研究概要

本研究の目的は、宇宙における生活空間でのモビリティシステムの開発である。平成21年度は、以下の検討を行った。1.マルチボディ・ダイナミクスの観点から、テザー(ひも)を用いたモビリティシステムのモデリングを行った。この時、無重力状態では、ひものような部材は大変形・大回転を伴った運動を行うため、そのような状態を表現可能な柔軟体要素を用いた。また、大気などの流体力に関する検討を行うため、テザー(ひも)に作用する流体力の効果を考慮した。構築したモデル、および数値解析環境を活用し、テザーを利用した移動方法、及びその制御方法について調べた。また、次年度へ向け上記のモビリティシステムの実機製作のため、実験装置の仕様についても数値シミュレーション結果を基に、仕様決定を行った。開発したシミュレータを用いた数値計算結果から、無重力状態における、テザー(ひも)を用いたモビリティシステムは、重力が作用する地上で用いたシステム(例えばクレーン車で利用されているような荷を移動させるシステム)とは異なり、テザー(ひも)を巻き取るだけでは安定して、物や人間を移動させることはできず、安定化のための制御システムを考慮した設計を行わなければならないことを示した。これらの成果は、国内の講演会における発表に加え、また、平成22年度に開催される、マルチボディダイナミクスに関して、最も大規模な国際会議となる、the 1st Joint International Conference on Multibody System Dynamicsにおいて成果を発表予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Motion and control of tether space mobility device2010

    • 著者名/発表者名
      竹原昭一郎
    • 学会等名
      The 1^<st> Joint International Conference on Multibody System Dynamics
    • 発表場所
      Lappeenranta, Finland(発表確定)
    • 年月日
      20100525-20100527
  • [学会発表] 水中における大変形を伴うテザーの運動に関する検討2009

    • 著者名/発表者名
      竹原昭一郎
    • 学会等名
      計算工学講演会
    • 発表場所
      東京都,東京大学生産技術研究所
    • 年月日
      2009-05-12

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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