研究概要 |
リハビリテーションの現場では,医療従事者の知識や経験といった主観に基づいて筋力の回復状態を判断してリハビリメニューが決められている.本研究課題では,筋力の回復状態を客観的に決定することを目指し,筋活動電位(EMG)と筋負荷の関係を筋力係数として表現して,身体的特徴と関連付ける方法論を構築した.健常な20~50歳代の男性被験者28名の協力のもと,筋力係数の存在を確認するとともに,非線形数式モデルにより身体的特徴と関連付けることが可能であることを確認した.これにより,身体的特徴から筋力係数の推定が可能となり,筋状態の定量的な評価が可能となった.
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