研究課題
若手研究(B)
本研究では、磁気的ドラッグデリバリーシステム(MDDS)実用化のための要素技術として、現在最も高感度なSQUID磁気センサを用いて、移動中の微量な磁気ナノ微粒子を磁気的に検出するセンシングシステムを開発した。まず3チャンネルの小型高感度SQUIDアレイを搭載した検出システムを開発し、体内での免疫効果を免れうる直径100nm以下のサイズの磁気ナノ微粒子の磁気特性を調べ、またMDDSにおける最適な検出方法について検討した。この結果、今回用いた微粒子の中では直径50nmのマグネタイト磁気微粒子が最も大きな磁気信号を発生し、DC磁場により微粒子を磁化させて検出するDC励磁法を用いれば、液中でのブラウン運動や対流などのエネルギーを抑制して約3μlの磁性流体中の磁気微粒子を検出可能であることを示した。
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