研究課題
若手研究(B)
本研究では,高炉スラグ微粉末,フライアッシュといった産業廃棄物をセメントと置換したコンクリートの収縮ひび割れ発生を予測するため,実験による系統的な検討を行った.その結果,混和材をセメントと置換した場合,材齢初期の養生温度が高いと反応が促進され,空隙が緻密化し,収縮が小さくなる一方で,伸び性能,引張強度が低下し,ひび割れ抵抗性が低下する可能性が示唆された.以上のことから,混和材を用いたコンクリートの収縮ひび割れを予測するうえで,温度履歴を考慮することは重要であることが分かった.
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コンクリート工学年次論文集 Vol.32, No.1
ページ: 203-208
ページ: 593-598