• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

先端情報技術を活用した生産性管理データ収集、分析システムの構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21760348
研究機関高知工科大学

研究代表者

五艘 隆志  高知工科大学, システム工学群, 准教授 (60412441)

キーワード生産性管理データ / 作業歩掛 / ZigBee / 加速度センサー
研究概要

平成22年度の研究では前年の成果を踏まえて,作業員の作業情報(生産性管理区分)の自動判別システムの構築を行った。そのプロセスは下記のとおりである。
1.作業員属性,位置,動作加速度,動作加速度の周波数特性,時刻の情報を統合するシステム構築
2.上記1.かち生産性管理区分を自動判別するアルゴリズムを構築
3.作業員にデータ取得端末を装着し,建設現場でデータ取得
4.同時に,調査員によるワークサンプリングを実施
5.上記3.のデータからの自動判別結果と4.の結果の比較
6.上記5.の結果から誤判別のパターンを抽出し,上記2.のアルゴリズムのブラッシュアップ
7.以後,上記2,から6までを繰り返す
その結果,本研究で目標としていた自動判別システムの構築は完了することができた。なお,現段階の判別精度であるが,作業に直接寄与する"Direct Work"や,生産性に寄与しない"Break"の判別精度は9割を超える程度と高かったが,その他,"Travel(移動)","Wait(待機)"などの区分については5割程度となっている。これは,今後も上記のプロセスで現場における実験を繰り返すことで改善が可能である。
同時に、本年度は作業員に装着する端末の開発も進めた。昨年度まで活用していた端末は位置情報を取得する端末と加速度情報を取得する端末がそれぞれ独立していたが,これを一体化し,データ取得時間の延長と小型化,データ抽出作業の簡便化を図った。この端末が完成したことで,今後の現場実験における効率性が飛躍的に向上することが期待できる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 建設マネジメント分野の可視化~プロジェクトの遂行過程を可視化する~2011

    • 著者名/発表者名
      草柳俊二, 五艘隆志
    • 雑誌名

      土木学会誌2011.2月号

      巻: Vol.96 No.2 ページ: 30-32

  • [雑誌論文] 建設現場における先端情報技術を活用した生産性管理データ収集・分析システムの構築に関する研究2010

    • 著者名/発表者名
      五艘隆志, 越智淳, 草柳俊二
    • 雑誌名

      土木学会論文集F4(建設マネジメント)特集号

      巻: Vol.66 No.1 ページ: 317-328

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi