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2009 年度 実績報告書

ナレッジ・データベースを用いた路線バスの再生

研究課題

研究課題/領域番号 21760394
研究機関埼玉大学

研究代表者

坂本 邦宏  埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (20282428)

キーワードバス事業 / 見える化 / ナレッジ / GIS
研究概要

平成21年度は、路線バス事業のモデル分析として、郊外住宅地を対象としてGISを用いた利用者需要推定を実施した。バス停1つ1つを利用者需要発生源として扱い、バス停勢力圏内の年齢別居住人口やバスサービスレベル(運行頻度)をパラメータとした1日当たりの利用者を推定する重回帰モデルを作成した。また、対象地区の立地特性として、鉄道駅への通勤・通学アクセスが主要であることを利用者実態調査(アンケート調査)から把握し、鉄道駅の勢力圏をダミー変数とすることで、モデルの信頼性を向上させることができた。また、集計モデルの推定を行うためのデータ(バス乗客数)の正確性とデータ量を向上させるために、バス車内に設置する乗降センサーの改良およびセンサーデータの解析改良を実施した。その結果、1つのバス停において長期間(1ヶ月以上)のデータ取得・分析が可能となり、バス利用者数の統計的分析が可能となった。具体的には、算術平均と変動係数からバス停の特性をグループ化した上での検討が可能となり、郊外住宅地という立地においてもバス停の特性について利用者数から検討することが可能となった。バス情報のナレッジ化については、乗降客数と運行遅延(早発を含む)をダイヤグラムとして表示するシステムを開発し、実際のバス運行計画時に具体的な改良・改正点を識別できることから非常に有益であることを確認した。今後、問題発見のルール化自体をナレッジとして整理することが必要かと思われる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] データを活用した路線バス事業におけるPDCAの実践的研究2009

    • 著者名/発表者名
      谷島賢
    • 学会等名
      第40回土木計画学研究発表会
    • 発表場所
      金沢大学
    • 年月日
      2009-11-22
  • [学会発表] GISを用いたバス停乗車人員予測モデルに関する研究~高齢化する集合住宅地域の事例分析~2009

    • 著者名/発表者名
      坂本邦宏
    • 学会等名
      第40回土木計画学研究発表会
    • 発表場所
      金沢大学
    • 年月日
      2009-11-21
  • [学会発表] Effect of Bus to Rail Transfer Times on Bus Ridership2009

    • 著者名/発表者名
      谷島賢
    • 学会等名
      The 8th EASTS Conference
    • 発表場所
      Surabaya(Indonesia)
    • 年月日
      2009-11-18

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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