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2010 年度 実績報告書

連続体モデルによるバラスト道床の繰り返し変形挙動の定量評価に関する総合的検討

研究課題

研究課題/領域番号 21760398
研究機関新潟大学

研究代表者

紅露 一寛  新潟大学, 自然科学系, 准教授 (70361912)

キーワード鉄道工学 / 軌道力学 / 応用力学 / 計算力学 / バラスト道床 / 有限要素法 / 繰り返し負荷
研究概要

平成22年度の主たる研究成果は,以下の通りである.
1.解析効率のさらなる向上の望める変形解析モデルの導入可能性の検討
Cycle jump型構成モデルを3次元有限要素法に実装し,ベンチマーク問題の解析を通して解析結果の妥当性,および当該モデルの将来性について検討した.また,hypoplasticモデルを採用する場合を対象に,既往の研究で粘塑性問題への適用事例が報告されているwavelet基底を用いたmulti-time scaling法を援用した繰り返し変形解析手法を開発し,その基本性能について数値解析を通して検証した.
2,バラスト道床の構成などの不確実性を考慮した繰り返し変形解析モデルの横箪
前年からの検討結果を踏まえ,材料の構成や功学特性のばらつきの影響を連続休モデルの材料パラメータの変動としで度映するものとし,その変動が応力やひずみの計算値に及ぼす影響を評価する手法の開発に取り組んだ.平成22年度は下負荷面モデルを対象に,1次近似2次モーメント法に基づく解析手法を開発し,ベンチマーク問題を対象に評価精度の検証と材料パラメータの感度解析を行なった.
3.連続体モデルを用いたバラスト道床の繰り仮し変形メカニズムの解明
連続体モデルによる繰り返し変形解析への粒状体解析手法による数値実験結果の活用方法について,関連文献等の資料収集を行ない,今後の検討課題の整理を行なった.
なお,上述の研究成果は,平成23年度以降に順次論文等で公表する予定である.

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 下負荷面モデルを用いた弾塑性有限要素法による有道床バラスト軌道の繰り返し変形解析2010

    • 著者名/発表者名
      紅露一寛, 福津佑太, 東海林裕之, 阿部和久
    • 雑誌名

      計算工学講演会論文集

      巻: Vol.15 ページ: 961-964

  • [雑誌論文] 鉄道用バラスト材の繰り返し変形解析のための時間域均質化法を援用した有限要素解析法2010

    • 著者名/発表者名
      紅露一寛, 村松久志, 阿部和久
    • 雑誌名

      計算工学講演会論文集

      巻: Vol.15 ページ: 1001-1004

  • [雑誌論文] Cycle-jump型構成モデルによる道床バラスト材の3次元有限要素繰り返し変形解析2010

    • 著者名/発表者名
      山田啓太, 紅露一寛, 阿部和久
    • 雑誌名

      第17回鉄道技術連合シンポジウム(J-RAIL2010)講演論文集

      ページ: 569-570

  • [学会発表] Cycle-jump型構成モデルによる道床バラスト材の3次元有限要素繰り返し変形解析2010

    • 著者名/発表者名
      山田啓太, 紅露一寛, 阿部和久
    • 学会等名
      第17回鉄道技術連合シンポジウム(J-RAIL2010)
    • 発表場所
      国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)
    • 年月日
      2010-12-17
  • [学会発表] 鉄道用バラスト材の繰り返し変形解析のための時間域均質化法を援用した有限要素解析法2010

    • 著者名/発表者名
      紅露一寛,村松久志,阿部和久
    • 学会等名
      第15回計算工学講演会
    • 発表場所
      九州大学(福岡県福岡市)
    • 年月日
      2010-05-27
  • [学会発表] 下負荷面モデルを用いた弾塑性有限要素法による有道床バラスト軌道の繰り返し変形解析2010

    • 著者名/発表者名
      紅露一寛,福津佑太,東海林裕之,阿部和久
    • 学会等名
      第15回計算工学講演会
    • 発表場所
      九州大学(福岡県福岡市)
    • 年月日
      2010-05-26

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公開日: 2012-07-19  

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