研究概要 |
本研究では従前の「環境リスク管理」の概念を産業主体の一人称の視点で拡張した「組織の持続可能性を指向した環境リスク管理のための知識モデルの構築」を目的とし、研究を推敲した。まずサブゴール1「組織の持続可能性を指向した環境リスク管理のための知識モデルの開発」については、環境リスク管理のための知識の体系をモデル化について、5階層322項目からなる知識構造を定義し、実務者によるバリデーションを行った。サブゴール2「実事例データやリスク管理ツール群との紐付けによるナレッジベースの構築」については、リスクマネジメントの国際規格であるISO31000とGUIDE73で定義されている概念構造をオントロジー言語で記述し、事例ベースの骨格となる情報の構造を構築し、ウェブ実装の準備を行った。サブゴール3「成果の公開とウェブシステムへの実装と継続改善システムの構築」については,リスク管理、知的情報処理関連の学会において、3報の報告を実行し、各種専門家との意見交換を実施した。
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