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2012 年度 実績報告書

火災時の限界耐力評価を核とした鋼木複合構造の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21760438
研究機関首都大学東京

研究代表者

高木 次郎  首都大学東京, 都市環境科学研究科, 准教授 (90512880)

研究期間 (年度) 2009-04-01 – 2013-03-31
キーワード建築構造 / 鋼木複合断面部材 / 耐火性能評価 / 高力ボルト
研究概要

本研究では、経済性や加工性の高い木質構造の長所を生かしつつ、部材の大きさの制約や接合部の強度確保の問題を補う目的から鋼板と木材とを組合せた鋼木複合断面部材を開発している。複合断面は、鋼板を木材で挟み込む形状をしており、その一体化接合には、鋼構造用の高力ボルトを利用する。2010年度まではトルシア形高力ボルトを用いて木材のめり込み基準強度の10倍を超える圧力を加えて締め付ける接合方法について研究したが、木材の経年による接合部性能の変化が予想された。2011年度は、木材の繊維方向への支圧機構を主体とした新たな接合方法を考案した。鋼板と木材を圧着し、部材の材軸方向へのずれを抑止する機能を接合金物の形状を工夫することで実現しようと試みた。これに対して、2012年度はより簡単なシステムによる接合方法を開発した。削孔した木材に鋼管を挿入し、高力ボルトで締め付けることで、鋼管は直径方向に拡大する形で塑性座屈し、木材との一体化の上でのガタを解消する。これにより木材と鋼材との部材材軸方向のせん断(ずれ)剛性を確保し、複合断面部材としての性能を確保する。一体化接合部のせん断(ずれ)性能を実験的に評価した。また、同接合方法を用いた大スパン架構の試設計を行い、実用の可能性を検討した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013 2012

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] 鋼管座屈圧接接合を用いた鋼木複合断面構造部材の開発 その1 一体化接合部の予備解析・予備実験2013

    • 著者名/発表者名
      西本憲司,高木次郎,遠藤俊貴
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      20130830-20130901
  • [学会発表] 鋼管座屈圧接接合を用いた鋼木複合断面構造部材の開発 その2 接合部せん断性能の実験的調査2013

    • 著者名/発表者名
      十時 哲,高木次郎,遠藤俊貴
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      20130830-20130901
  • [学会発表] 鋼管座屈圧接接合を用いた鋼木複合断面構造部材の開発  その3 大スパンアーチ架構の試設計2013

    • 著者名/発表者名
      浅見忠明,高木次郎,遠藤俊貴
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      20130830-20130901
  • [学会発表] ルシア形高力ボルトで一体化した鋼木複合断面部材の開発 その8 木材繊維方向への支圧による一体化接合2012

    • 著者名/発表者名
      西本憲司,高木次郎,見波進,遠藤俊貴
    • 学会等名
      日本建築学会
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      20120912-20120914

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公開日: 2014-07-24  

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