時系列解析に基づく復原力変動時における動揺パラメータ推定法

2011 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21760672
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 船舶海洋工学
• 研究機関: 独立行政法人水産総合研究センター (2010-2011); 広島商船高等専門学校 (2009)
• 研究代表者: 寺田 大介 独立行政法人水産総合研究センター, 水産工学研究所, 研究員 (80435453)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2011
• キーワード: 時系列解析 / 推進・運動性能 / 海上輸送システム

研究概要

本研究では、復原力変動を起こしている船舶の動揺パラメータ(減衰力係数、固有周波数)を実際に計測された時系列データから推定する方法を確立した。さらに、この方法で推定した動揺パラメータを用いて、船舶の横安定性をオンボードで判定するための安全性指数を立案し、その有効性を模型船実験の結果を用いて確認した。なお、実船の動揺計測も実施したが、復原力変動を起こしている際の動揺データを取得するには至らなかった。

研究成果

• [雑誌論文] 非線形力学システムと時系列モデルの関係に関する一考察-船舶の復原性判定システムへの応用- (2011)
  • 著者名/発表者名: 寺田大介、松田秋彦
  • 雑誌名: 日本船舶海洋工学会論文集 巻: 第14号 ページ: 75-84
  • 査読あり
• [雑誌論文] A Study of Numerical Simulations of Ship Motions While Underway Using a Coastal Wave Database (2011)
  • 著者名/発表者名: K. Sasa, D. Tetada, S. Shiotani and E. Kobayashi
  • 雑誌名: International Journal of Offshore and Polar Engineering 巻: Vol.22, No.4 ページ: 1-8
  • 査読あり
• [雑誌論文] 荒天時の船体運動と貨物損傷の関係について (2011)
  • 著者名/発表者名: 笹健児、寺田大介、若林伸和、塩谷茂明
  • 雑誌名: 日本航海学会論文集 巻: 第125号 ページ: 150-158
  • 査読あり
• [雑誌論文] Analysis of Ship Behavior in Tsunami Using AIS Data (2011)
  • 著者名/発表者名: S. Shiotani, H. Makino and D. Tearada
  • 雑誌名: Proc. of International Sessions in Coastal Engineering 巻: Vol.2 ページ: 1-5
  • 査読あり
• [雑誌論文] STUDY ON A STABILITY JUDGMENT SYSTEM BASED ON TIME SERIES ANALYSIS (2011)
  • 著者名/発表者名: D. Terada and G. Kitagawa
  • 雑誌名: Proc. of OMAE 2010 巻: (CD-ROM) ページ: 1-8
  • 査読あり
• [雑誌論文] 船位の高精度推定(第一報)-GPSのみを用いる場合- (2010)
  • 著者名/発表者名: 寺田大介、北川源四郎、三好晋太郎
  • 雑誌名: 日本船舶海洋工学会論文集 巻: 第12号 ページ: 193-199
  • 査読あり
• [雑誌論文] Processing of the outliersincluded in a ship's position obtained from GPS via Particle Filter (2010)
  • 著者名/発表者名: D. Terada
  • 雑誌名: Proc. of SCIS & ISIS 2010 巻: (CD-ROM) ページ: 1-6
  • 査読あり
• [雑誌論文] Estimation of a Maneuverability Index based on Data Assimilation (2009)
  • 著者名/発表者名: D. Terada, G. Kitagawa, S. Shiotani & E. Kobayashi
  • 雑誌名: Proceedings of the Asia Navigation Conference 2009 ページ: 165-170
  • 査読あり
• [雑誌論文] Estimation of the Maneuverability under External Disturbance (2009)
  • 著者名/発表者名: D. Terada & G. Kitagawa
  • 雑誌名: Proc. of the 13th IAIN World Congress ページ: 1-6
  • URL: http://www.nornav.org/13th.iain.worldcongress-and-exhibition-stockholm-october-27th-30th-2009.4518699-27958.html
  • 査読あり
• [学会発表] オンボードデータに基づく操縦性指数のリアルタイム推定 (2012)
  • 著者名/発表者名: 寺田大介
  • 学会等名: 日本船舶海洋工学会関西支部KFR研究会(招待講演)
  • 年月日: 2012-03-16
• [学会発表] 津波による船体運動の時系列解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 寺田大介、笹健児、若林伸和、塩谷茂明、小林英一、松田秋彦
  • 学会等名: 日本船舶海洋工学会秋季講演会
  • 年月日: 2011-11-02
• [学会発表] 非正規自己回帰モデルによる横揺れのバイスペクトル推定 (2011)
  • 著者名/発表者名: 寺田大介、北川源四郎、松田秋彦
  • 学会等名: 日本船舶海洋工学会春季講演会
  • 年月日: 2011-05-19
• [学会発表] Onboard Analysis of Ship Stability Based on Time-Varying Auto Regressive Modeling Procedure (2011)
  • 著者名/発表者名: D. Terada and A. Matsuda
  • 学会等名: 12th International Ship Stability Workshop
  • 年月日: 2011-01-13
• [学会発表] GPS信号のオンライン統計処理による船位の高精度推定 (2010)
  • 著者名/発表者名: 寺田大介
  • 学会等名: 日本船舶海洋工学会秋季講演会
  • 年月日: 2010-11-12
• [学会発表] 非線形力学システムと時系列モデルの関係に関する一考察 (2010)
  • 著者名/発表者名: 寺田大介
  • 学会等名: 日本船舶海洋工学会運動性能研究会
  • 年月日: 2010-10-19
• [学会発表] 逐次データ同化による船舶の操縦性能推定に関する研究-広島丸による検証- (2010)
  • 著者名/発表者名: 寺田大介
  • 学会等名: 日本船舶海洋工学会春季講演会
  • 年月日: 2010-06-08
• [学会発表] AR法で推定したスペクトルの位相情報復元に関する研究 (2010)
  • 著者名/発表者名: 寺田大介
  • 学会等名: 日本船舶海洋工学会春季講演会
  • 年月日: 2010-06-07
• [学会発表] 逐次データ同化による操縦シミュレーションモデルの評価 (2010)
  • 著者名/発表者名: 寺田大介
  • 学会等名: 日本船舶海洋工学会運動性能研究会
  • 年月日: 2010-06-02
• [学会発表] 時系列解析による復原力変動時の動揺パラメータの推定 (2009)
  • 著者名/発表者名: 寺田大介
  • 学会等名: 日本船舶海洋工学会推進性能・運動性能合同研究会
  • 年月日: 2009-10-22