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2009 年度 実績報告書

生産井・還元井再生技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21760680
研究機関熊本大学

研究代表者

波多 英寛  熊本大学, 自然科学研究科, 助教 (30381007)

キーワード地熱 / 長寿命化 / スケール / V型成形爆破線 / 高速度撮影 / 切断 / 衝撃解析 / 爆薬
研究概要

V型成形爆破線(Linear Shaped Charge)は,ライナーの周辺に配置されている爆薬が爆発することで発生するノイマン効果により,直線状の金属ジェットが発生する.この金属ジェット生成メカニズムの解明を行い,V型成形爆薬線を応用した生産井・還元井の再生技術の開発を提案するため,平成21年度としては,下記の実験を行い成果を得た.高電圧放電装置からの衝撃大電流による細線爆発を利用した起爆方法を利用し,V型成形爆破線が起爆,金属ジェットが生成されることを確認した.また,PETN爆薬,C-4爆薬を用いたV型成形爆破線の生成部について,高速度ビデオカメラを用いた光学撮影実験を行い,生成部の状況を現す写真を得ることができ,金属ジェットの生成メカニズムに関する知見を得た.起爆細線の数および起爆位置(上面・片端)を変更した実験を行い,それぞれの起爆方法において金属ジェットが生成されていることを確認した.上面起爆の場合,金属ジェットが直線状ではなく多少歪であったため,侵徹性能が低下していた.そのため,片端からの起爆が最も良好なジェットが得られると考えられる.金属ジェットの侵徹前後の光学撮影実験を行い,飛翔速度,ジェット形状について知見を得た.また,円弧状V型成形爆破線に対応するため,貼り合わせで製作したV型成形爆破線について光学撮影実験を行い,良好なジェットが生成されることを確認した.また,衝撃解析ソフトを用いて数値解析を行い,光学撮影結果との比較検討を行い,数値解析では現せていない部分について知見が得られた.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] LSCジェットの新シミュレーション技法2009

    • 著者名/発表者名
      波多英寛
    • 学会等名
      平成21年度火薬学会秋季大会
    • 発表場所
      北九州国際会議場(福岡県)
    • 年月日
      2009-12-10
  • [学会発表] 簡易式Linear Shaped Chargesの性能評価2009

    • 著者名/発表者名
      波多英寛
    • 学会等名
      日本航空宇宙学会西部支部講演会(2009)
    • 発表場所
      北九州国際会議場(福岡県)
    • 年月日
      2009-12-10
  • [学会発表] LSCジェットによる切断過程の高速度撮影2009

    • 著者名/発表者名
      波多英寛
    • 学会等名
      第53回宇宙科学技術連合講演会
    • 発表場所
      京都大学(京都府)
    • 年月日
      2009-09-11

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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