2009年-アミロイド線維の破砕における位置効果:初年度では、試験管内で統制された条件下において、アミロイド線維をつくるためにペプチドとポリペプチドに関する一連のモデルが用いられた。これらの線維は、剪断力(音波の流れもしくはパルス)の使用もしくは線維の分解を好む溶媒の状態で熱することにより破砕された。破砕された線維はその後透過電子顕微鏡(TEM)により分析され、長さの分布が記録された。分析結果の解釈とアミロイド線維の破砕パターンを予測する基本段階として、コンピューターを用いてモデルを構築した。2010年-ペプチドからアミロイドを形成する性質における位置効果:研究2 年目は、より大きなポリマー連鎖におけるペプチド断片の位置が、アミロイドの成長速度に対して、どのような効果をもつかについて調べることを目的とした。大きさの分布の特徴づけを行うための手続きを分析、改良するための時間を設けた。我々は、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)と透過電子顕微鏡(TEM)および従来のSDSゲル電気泳動(GE)のデンシトメトリー実験に基づき新たな分析のフォーマット、および時間依存型のリガンド結合分析に基づいて表面での化学反応を測定する機能的な分析方法を開発した。
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