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2009 年度 実績報告書

膜結合型AAA+プロテアーゼFtsHのX線結晶構造解析

研究課題

研究課題/領域番号 21770106
研究機関東京工業大学

研究代表者

寿野 良二  東京工業大学, 東京工業大学・資源化学研究所, 資源化学研究所特別研究員 (60447521)

キーワード酵素 / プロテアーゼ / 構造解析 / タンパク質 / X線構造解析 / 酵素反応 / ATP加水分解 / 品質管理
研究概要

(1) 抗体を用いた完全長FtsHのX線結晶構造解析 膜タンパク質の結晶化に有効な手段として抗体を用いた結晶化技術がある。抗体を作製する部位の発現系を構築中である。
(2) 様々な反応状態のFtsHのX線結晶構造解析 これまでの申請者らの構造解析研究によって、FtsHはATP加水分解とともにダイナミックな構造変化を起こし、その動きによって基質タンパク質を内部に送り込むと考えられた。しかし、現段階ではFtsHの六量体構造はADP結合状態が解かれたのみで、他の反応状態の構造は不明である。したがって、FtsHの基質とりこみ機構の構造的基盤を完全に明らかにしたとは言い難い。本研究では様々なヌクレオチド結合状態でのFtsHの構造を決定し、その反応状態のスナップショットをつなぎ合わせることによってFtsHのATP加水分解に伴う構造変化を解明することを目的とする。現在,ATP加水分解中間体のATPアナログ存在下で3.5A分解能のデータを得ており、現在解析中である。
(3) 構造安定化変異体のスクリーニング 既に知られている構造情報を元にして主准変異体を作成中である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Stability of the two wings of the coiled coil domain of ClpB chaperone is critical for its disaggregation activity2009

    • 著者名/発表者名
      Yo-hei Watanabe, Yosuke Nakazaki, Ryoji Suno, Masasuke Yoshida
    • 雑誌名

      Biochemical Journal

      ページ: 71-77

    • 査読あり
  • [学会発表] 膜結合型ATP依存性プロテアーゼFtsHの基質分解モデルの生化学的検討2009

    • 著者名/発表者名
      寿野良二、下立夏香、下山真和、秋山芳展、吉田賢右
    • 学会等名
      日本生化学会
    • 発表場所
      神戸国際会議場
    • 年月日
      2009-10-22
  • [学会発表] AAA+ブロテアーゼによるタンバク質分解機構の解析2009

    • 著者名/発表者名
      寿野良二
    • 学会等名
      光塾
    • 発表場所
      独立行政法人情報通信研究機構神戸研究所未来ICT研究センター
    • 年月日
      2009-08-15

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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