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2009 年度 実績報告書

巨大タンパク質ー核酸複合体ボルトの結晶構造解析

研究課題

研究課題/領域番号 21770111
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

加藤 公児  兵庫県立大学, 大学院・生命理学研究科, 特任助教 (30452428)

キーワードタンパク質-核酸複合体 / ボルト / X線結晶構造解析
研究概要

真核生物に広く存在するボルト(vault)は3種類の蛋白質と1種類のRNAによって構成されており、分子量約1000万でサイズが約40×70nmという今日までに報告されている中では最大のRNA-蛋白質複合体である。このボルトの生体内での機能は未だに明らかとなっていない。我々の先行研究で決定した3.5A分解能でのボルトの外殻構造は、脂質ラフトに局在する膜タンパク質であるstomatinに高い相同性を示し、それは自然免疫に関与するという報告と一致するものであった。本研究はボルトが脂質ラフトの主成分であるコレステロールと結合するのか、そしてそれはMVPのどの部分かを決定したい。平成21年度において、ネイティブ結晶へのコレステロールの浸潤により、ネイティブデータと同型性の高いデータを8A分解能で収集し、ネイティブデータとのD合成により、ネイティブ構造にはない余剰の電子密度マップを観察した。それはボルトの外殻を形成するサブユニットMVPのショルダードメインに存在する疎水性のポケット内に存在した。この余剰の電子密度マップはコレステロールであると思われるが、測定したデータの分解能が低く、構造の決定には至らなかった。現在、コレステロールに臭素を結合させることで、その電子密度マップをラベルすることを検討している。コレステロール結合型ボルトの構造が明らかになれば、脂質ラフトとボルトの相互作用の分子メカニズムの解明に大きく寄与するものと期待できる

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2009 その他

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] ラット肝臓由来の巨大な核酸タンパク質複合体vaultのX線結晶構造解析2009

    • 著者名/発表者名
      住澤知之
    • 雑誌名

      実験医学 27

      ページ: 1751-1754

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 細胞内にある巨大な核酸-蛋白質複合体vaultのX線結晶構造解析2009

    • 著者名/発表者名
      加藤公児
    • 雑誌名

      蛋白質核酸酵素 51

      ページ: 1159-1165

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 分子量1000万の巨大粒子vaultのX線結晶構造解析2009

    • 著者名/発表者名
      田中秀明
    • 雑誌名

      結晶学会誌 51

      ページ: 189-194

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 分子量が1000万にも及ぶ生体巨大粒子に対する構造解析2009

    • 著者名/発表者名
      山下栄樹
    • 雑誌名

      放射光学会誌 22

      ページ: 284-291

    • 査読あり
  • [学会発表] The structure of rat liver vault at 3.5Å resolution2009

    • 著者名/発表者名
      加藤公児
    • 学会等名
      第47回日本生物物理学会年会
    • 発表場所
      徳島県
    • 年月日
      2009-10-30
  • [学会発表] The structure of rat liver vault at 3.5Å resolution2009

    • 著者名/発表者名
      加藤公児
    • 学会等名
      The 3^<rd> International Congress of Nanobiotechnology and Nanomedicine
    • 発表場所
      San Francisco, USA
    • 年月日
      2009-06-22
  • [備考]

    • URL

      http://www.protein.osaka-u.ac.jp/olabb/tsukihara/mvp/index.html

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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