研究課題
若手研究(B)
生体膜を構成するホスファチジルイノシトール(PI)は特徴的な構造を持ち、その大部分はsn-1位にステアリン酸、sn-2位にアラキドン酸を有する。しかしながらその生物学的意義は不明である。本研究において我々は、線虫遺伝学とリピドミクスを組み合わせることにより、PIのsn-1位の脂肪酸組成を規定する脂肪酸転移酵素としてLYCAT/ACL-8,9,10を同定することに成功した。欠損個体を用いた解析から、PIの特徴的な脂肪酸分子種が幹細胞の非対称分裂に重要であることが明らかになった。
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Mol.Biol.Cell 21
ページ: 3114-3124
J.Biol.Chem. 221
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http://www.f.u-tokyo.ac.jp/~eisei/jp/Members.html