研究課題
若手研究(B)
シグナル伝達や小胞輸送においては、機能・構造の基本単位となるドメインが、複数連なった蛋白質(マルチドメイン蛋白質)が主要な役割を果たしている。本研究では、マルチドメイン蛋白質が介在する複数蛋白質で構成される蛋白質ネットワークに注目し、階層縦断的に、これらの事象の相互依存関係明らかにすることによって、蛋白質集団の振る舞いを分子論的に理解することを目指した。本研究を通じ、クラスリン被覆小胞輸送、光情報伝達に深く関与するマルチドメイン蛋白質のドメイン配置構造、並びに、各ドメインに対する刺激が誘導するドメイン再配置を明らかにした。さらに、これらの蛋白質について蛋白質集団の振る舞いとドメイン再配置の関連性を示した。
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