研究課題
本研究の目的はライトシート型顕微鏡DSLMに新たに分光機能を備えさせた顕微鏡、λ-DSLMの開発である。DSLMは励起光の細いビームを振りながら試料に入射させる励起側光学系と、蛍光を捉える検出側光学系に大きく分かれる。本年度は主に検出光学系の設計・構築を行った。面で蛍光を拾う、言い換えれば空間解像度を2次元に展開する既存のDSLMに比べ、空間方向の解像は1次元、もう1次元は分光に費やすλ-DSLMでは撮影に要する時間が長くなることが大きな問題になると予想されたため、複数社から販売されているイメージング可能な分光器を比較した結果、当初の予定とは異なるが、より明るく迷光の少ない、透過型グレーティングを備えた素子を選定した。これと、使用波長、CCDサイズを考慮して分光器の仕様を決定し、発注、納入を受けた。加えて除振台、モーターステージ等、必要な部品を選定し調達した。
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Nature Cell Biology 12
ページ: 170-176
細胞 28
ページ: 1011-1015