研究課題
若手研究(B)
脊椎動物の発生を支配する遺伝子ネットワークにはしなやかさがある。例えば、ネットワーク構成因子のひとつを破壊しても、それを保証するようなメカニズムが働き、下流遺伝子の発現には影響しない。このような遺伝子ネットワークのフェイルセーフ機構のひとつとして、同じゲノム中に存在するパラログ遺伝子の働きが知られている。本研究では、Pax2、Pax5、Pax8パラログ遺伝子座の周辺の保存非コード領域(Conserved noncoding sequence : CNS)に着目し、Pax2については55カ所、Pax5は19カ所、Pax8は6カ所のCNS全てのエンハンサー活性調べた。さらにPax2のCNSの一つが、パラログ遺伝子の発現の減少を感知して活性化する、フェイルセーフ型エンハンサーであることを発見した。
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Developmental Biology
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http://bsgcoe.naist.jp/ogino/