リンドウ花弁で発現している6個のB-class MADS box(GsDEF1~3、GsGLO1~3)遺伝子を単離した。GsGLO2は、GsDEF1またはGsDEF2とタンパク質間相互作用し、その強度が低温条件において10倍以上に増加することが明らかになった。GsGLO2とGsDEF1またはGsGLO2とGsDEF2を共発現した形質転換タバコやシロイヌナズナでは、萼が花弁様組織に変換した。しかし生体内における相互作用と温度の関係について明らかにすることはできなかった。今後は、リンドウ形質転換体を作出し、詳細に解析を行う。
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