研究課題
若手研究(B)
バラエティーに富んだ微生物培養液約8,200サンプルの中からNADH-フマル酸還元酵素阻害物質をスクリーニングしたところ、約2%の培養液が阻害活性を示した。ほとんどの培養液の活性物質は水溶性であり、酵素の基質となるフマル酸、または低分子有機化合物あるいは無機塩が活性を示すことが示唆された。一方、脂溶性の性質を示す活性物質を精製したところ、放線菌Streptomyces sp.培養液から初めてNADH-フマル酸還元酵素選択的な阻害活性を示す(4E)-5-(2-methylphenyl)-4-pentenoic acidを単離した。糸状菌Penicillium sp. FKI-5329株培養液からは強力な阻害活性を示すペンタエン化合物prugosene A1とその新規類縁体2化合物を単離した。
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FKI-3389. Tetrahedron in press.
http://www.kitasato-u.ac.jp/lisci/labo/BioFuncWeb/Index.html