研究課題
若手研究(B)
本研究では、京都大学上賀茂試験地において、常緑樹と落葉樹の複数樹種について葉の寿命と光合成特性、当年枝形態と枝の力学的強度を調べた。この結果、常緑樹のほうが落葉樹よりも葉寿命が長く、光合成能力が低かった。一方、落葉樹のほうが常緑樹よりも枝の座屈安全率が高かったものの、形態が極端に異なる種を除くと差がなくなった。以上から、常緑樹と落葉樹では、葉の性質と枝の性質は異なる影響を受けて決まっていると考えられた。
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Functional Ecology (in press)
Oecologia 164
ページ: 41-52