研究課題
若手研究(B)
樹木タンニン類の酸化が関与する反応特性の解明を目的とし、タンニンとアミン類との反応挙動の解明を行った。芳香核モデル化合物、タンニン単量体・二量体及び樹木から抽出したタンニン類を用いてn^-プロピルアミンとの反応を検討した結果、酸素存在下でピロガロール核のアミノ化が起きること、カテコール核ではアミノ化は顕著でないことを明らかにした。以上から、ピロガロール核を有する樹木タンニン類は、酸化的条件下で一級アミン類とアミノ化反応を起こす特性を有することを明らかにした。
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