研究課題
若手研究(B)
本研究では、鳥類ヒナに見られる「刻印付け」(刷り込み)を記憶学習のモデルとして利用し、記憶学習における神経回路改編の分子メカニズムを明らかにする。cDNAマイクロアレイ解析により、刻印付けに伴い発現が上昇する遺伝子をこれまでにいくつか見出してきた。これらのうち、細胞骨格を制御するMAP2に注目し、独自に確立したin vivo遺伝子導入法を用いて、刻印付けとどのように関わっているかを解析した。その結果、MAP2の遺伝子抑圧を行ったヒナでは、刻印付けが阻害されていた。このことは、MAP2遺伝子が刻印付けに重要な機能を果たしていることを示している。
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http://www.pharm.teikyo-u.ac.jp/