研究課題
若手研究(B)
糖尿病患者の冠動脈バイパス血管において、セロトニン2A (5-HT2A)およびセロトニン1B (5-HT1B)両受容体が存在し、この受容体を介した血管反応性が増大していること、また、そのメカニズムに、細胞内情報伝達経路の一つであるRho/Rhoキナーゼ経路が関与していることを薬理学的に明らかとした。さらに、インスリンは、5-HTの血管反応性を減弱させることを見出した。本研究結果は、糖尿病患者のバイパス術後のれん縮予防、さらには、血小板-血栓性塞栓・狭窄改善を目指した、有用な基礎的・薬理学的知見を提供するものと思われる。
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Biol. Pharm. Bull. 34
ページ: 82-86
Yakugaku Zasshi. 129
ページ: 1049-1053