研究課題
若手研究(B)
新規抗がんリード化合物の創出を目指して、熱帯・亜熱帯産のバンレイシ科植物から単離されるポリケチドであるバンレイシ科アセトゲニン類由来のテトラヒドロフラン環部位と呼吸鎖阻害系殺虫剤由来の含窒素複素環を結合させたハイブリッド型アセトゲニン類の構造活性相関研究を行なった。その結果、両者の結合部位が活性向上に大きな影響を与えることを見出し、特にN-メチルピラゾール環をアミド結合を介してテトラヒドロフラン環に結合させた誘導体は天然物の1万倍以上の強いヒトがん細胞増殖抑制活性を示すことを見出した。
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