研究課題
若手研究(B)
ジケトピペラジン型微小管作用薬Plinabulinのチューブリンタンパク質に対する結合様式を光親和性標識の手法を用いて分子レベルで解析するために、ケミカルプローブとしてビオチン導入型plinabulin誘導体を設計し、複数の化合物を合成した。合成した化合物の活性を評価することでプローブとしての有用性を評価した後、合成したプローブとチューブリンタンパク質を用いて光親和性標識実験を行った。その結果、plinabulinやその誘導体はコルヒチン結合部位周辺のα,β-チューブリンサブユニット境界面に作用することで、微小管の脱重合を導いていることが示唆された。
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