研究課題
若手研究(B)
肝移植後の個別化薬物療法の確立を目指し、肝虚血再灌流(I/R)障害が薬物腎排泄に及ぼす影響について検討した。その結果、肝I/R障害後にシメチジンの全身クリアランスが減少し、その機構には、腎近位尿細管に発現する有機カチオントランスポータ2(rOCT2)、H^+/有機カチオン逆輸送体(rMATE1)を介した腎排泄の低下が関与することが示唆された。本研究成果は、肝I/R障害時におけるカチオン性薬物の腎排泄低下機構を知る上で有用な知見である。
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Cancer Sci 101
ページ: 2214-2223
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