研究課題
若手研究(B)
Six1/Six4二重欠損マウス神経管内には、本来存在しない知覚神経様の細胞が出現する。これは魚類や両生類の神経管内に生じるRohon-Beard(RB)細胞と呼ばれる一次知覚神経に極めて近い存在であった。アフリカツメガエルの発生過程では、RB細胞から髄外の脊髄神経節へと切りかわるが、Six1はその時期に発現が開始し、切換を担っていることが明らかになった。羊膜類の脊髄神経節ではその発生の初期からSix 遺伝子が発現していることから、Six 遺伝子のヘテロクロニックな発現が脊索動物一次知覚神経進化の鍵となっている可能性が示唆された。
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Experimental Cell Research 316(17)
ページ: 2932-2944
Developmental Biology 344(1)
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