研究課題
若手研究(B)
洞房結節にはL型カルシウムチャネルを構成する2種類のポア構成タンパク質(Ca_v1.2とCa_v1.3)が発現している.本研究は,両タンパク質がヘテロ会合し、洞房結節に特異的に存在するペースメーカー電流(I_<st>)を構成する可能性を検討した。Ca_v1.2ならびにCa_v1.3をHEK細胞に共発現し、チャネル電流の解析を行ったところ、両者の機能的会合を示す新しい性質の膜電流は記録できなかった.一方、キメラチャネルを用いた機能解析により、両タンパク質のヘテロ会合によりI_<st>のような電流を構成する可能性は低いことがわかった.
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