Gタンパク質活性検出FRETプローブの開発

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21790239
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 薬理学一般
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 増田 一之 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教 (20345151)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• キーワード: 受容体 / チャネル / 輸送系 / シグナル伝達 / RGS

研究概要

本研究では生細胞においてGPCRを介した三量体Gタンパク質の活性化を検出するFRETプローブの開発を目的としている。開発したFRETプローブは野生型Gタンパク質と同様にGPCRに共役し、リガンド依存的なFRETシグナルを示した。また、細胞走化時の三量体Gタンパク質活性化の検出を可能とし、Gタンパク質活性化後の細胞膜伸張が明らかになった。

研究成果

• [雑誌論文] Soft X-ray Laser Microscopy of Lipid Rafts towards GPCR-Based Drug Discovery Using Time-Resolved FRET Spectroscopy (2011)
  • 著者名/発表者名: Motoyoshi Baba, Tohru Kozasa, Takao Hamakubo, Hiroto Kuroda, Kazuyuki Masuda, Shin Yoneya, Tatsuhiko Kodama
  • 雑誌名: Pharmaceuticals 4(3) ページ: 524-550
• [学会発表] 三量体Gタンパク質活性化とRGS相互作用のFRETによる生細胞イメージング (2010)
  • 著者名/発表者名: 増田一之
  • 学会等名: 第33回日本分子生物学会年会・第83回日本生化学会大会合同大会
  • 発表場所: 神戸ポートアイランド
  • 年月日: 2010-12-10
• [備考] ホームページ等
  • URL: http://www.lsbm.org