研究課題
若手研究(B)
糖尿病時にみられる感覚異常の発生原因を明らかにし、その治療薬の開発を目的として研究を行った。糖尿病があると脳内で痛みを受け取る神経(グルタミン酸神経)の感受性が亢進しており、痛みを中継する脳の場所(視床)で神経を過敏にする細胞(ミクログリア細胞)が活性化していた。また、痛みの情報を受け取る受容体の機能を健常動物で亢進させると感覚異常が生じた。これらのことから、糖尿病の状態では、脳内における痛覚伝達神経回路は過剰な興奮状態にあり、感覚異常の原因の一つとなる可能性がわかった。
すべて 2011 2010 その他
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (8件) 備考 (1件)
Pain 152
ページ: 114-122
Peptides 32
ページ: 93-98
Eur J Pharmacol. 644
ページ: 1-4
http://polaris.hoshi.ac.jp/kyousitsu/chiryou/gyouseki/main.html