筋萎縮性側索硬化症におけるタンパク質凝集機構の解明

2010 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21790275
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 医化学一般
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 松本 紋子 大阪大学, 産業科学研究所, 特任助教(常勤) (60444519)
• 研究期間 (年度): 2009 – 2010
• キーワード: スーパーオキシドジスムターゼ / 筋萎縮性側索硬化症 / 凝集体

研究概要

筋萎縮性側索硬化症(ALS)におけるCu,Zn-superoxide dismutase(SOD1)の凝集体形成機構を検討し、家族性ALS(FALS)変異型SOD1やアポ型SOD1がtransglutaminaseの基質になることを確認した。さらに、難溶性凝集体の前駆体である可溶性オリゴマーSOD1をhigh-resolution clear native電気泳動法(hrCN-PAGE)を用いて検出することに成功し、オリゴマーSOD1もSOD活性を保持しているという新たな知見を得た。

研究成果

• [学会発表] 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の凝集体形成におけるトランスグルタミナーゼの関与 (2012)
  • 著者名/発表者名: 松本紋子・松本明郎・谷口直之
  • 学会等名: トランスグルタミナーゼ研究会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2012-12-08
• [学会発表] Improved analysis for the oligomeric SOD1s of familial amyotrophic lateral sclerosis and their SOD activities by high resolutionclearnativeelectrophoresis (2010)
  • 著者名/発表者名: 松本紋子・松本明郎、谷口直之
  • 学会等名: 第33回日本分子生物学会第83回日本生化学会大会合同大会(BMB2010)
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2010-12-07
• [図書] ALS における酸化ストレスおよび酸化型SOD1の関与(監修:谷口直之、編集:赤池孝章、鈴木敬一郎、内田浩二)(病態解明に迫る活性酸素シグナルと酸化ストレス、分担執筆) (2009)
  • 著者名/発表者名: 藤原範子・松本紋子・谷口直之・鈴木敬一郎
  • 総ページ数: 140-144
  • 出版者: 羊土社