研究課題
若手研究(B)
本研究では甲状腺癌におけるアデノシンレセプターの発現とその分子病理学的解析を行った。その結果、ヒト甲状腺癌組織では正常甲状腺組織、腺腫様甲状腺腫、良性腫瘍(濾胞腺腫)と比較して、アデノシンレセプターA1(ADRA1)の発現が増加していることが明らかとなった。更に培養細胞を用いた実験ではADRA1の発現増加が甲状腺癌細胞の増殖能および浸潤能を増加させることが示された。この結果は将来的なADRA1をターゲットとした分子標的治療の可能性を示す第一歩と考えられる。
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DIAGNOSTIC CYTOPATHOLOGY
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HUMAN PATHOLOGY
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