研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、脳腫瘍発生のメカニズムを明らかにすることである。申請者らはDNAコピー数解析で脳腫瘍においてホモ欠失を示すDACH1を同定した。脳腫瘍細胞株にDACH1の発現を誘導することで、腫瘍増殖能及び形成能の低下を示した。また、マイクロアレイ解析によってFGF2がDACH1の下流遺伝子の一つであることを示し、スフェロイドアッセイによって、脳腫瘍ではDACH1の欠失によるFGF2の発現亢進が腫瘍増大をひきおこす、すなわちDACH1の欠失による異常な神経分化誘導が神経膠腫の発生機序の一つであることを示した。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (1件) 図書 (2件)
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