研究課題
若手研究(B)
ヒトがん組織検体とマウス腫瘍モデルを用いて、腫瘍内微小環境形成においてマクロファージが重要な役割を果たしていることを明らかにした。グリオーマや肝内胆管癌、卵巣癌、腎癌、悪性リンパ腫では、CD204やCD163を発現したM2マクロファージが多い症例ほど、腫瘍の進行が早く予後が悪いことを明らかにした。動物実験で、マクロファージにおけるCD204が、マクロファージの活性化を制御していることを突き止め、腫瘍内微小環境におけるマクロファージの具体的な役割について新しい知見を得ることが出来た。また、CD204と同様マクロファージに特異的に発現している分子であるCD163が腫瘍内微小環境形成に深くかかわっているということを示唆する興味深いデータが得られた。CD163の役割に関しては今後の検討課題である。
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http://www.medic.kumamoto-u.ac.jp/dept/patho2/pages/komohara.html