研究課題
若手研究(B)
本研究ではグラム陰性菌の0抗原変換メカニズムの解明を目的とし、多系統に分岐する大腸菌0157株を用いて0抗原オペロン領域とその周辺領域(約59kb)の塩基配列を決定し、株間での比較解析を行った。その結果、多系統に存在する0157株の出現には、2種類の異なる0157抗原オペロンの水平伝播が関与していること、さらに、相同性の違いから予想される組換え箇所の一部が、ある繰り返し配列の挿入箇所と一致しており、この繰り返し配列が0抗原オペロンの水平伝播に関与している可能性が示唆された。
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