研究課題
若手研究(B)
コレラ毒素(CT)の示す粘膜アジュバント活性におけるcAMPの関与を分子生物学的に解析するため、CTとその変異CT(E112Q)及びBサブユニット(CTB)を用いて実験を行った。CTはCTBとGM1の結合を介して脾細胞に結合し、Aサブユニットの酵素活性依存的にcAMP下流シグナルのPKA-CREB経路の他p38-CREB経路も活性化した。またCTを経鼻投与したマウスから調製した脾細胞は、CT及びE112Q刺激に対してサイトカインを産生した。これらの活性はE112Q やCTB 処置した脾細胞やマウスでは認められなかったことより、CTの活性によるcAMPシグナルはアジュバント活性に何らかの関与をしていると考えられた。
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