研究課題
若手研究(B)
MAPキナーゼキナーゼキナーゼ(MAP3K)はMAPキナーゼ(MAPK)の上流で働くキナーゼで、ファミリーを形成しており、その中でTAK1とMEKK3はJNK、p38といったMAPKの活性化以外にも、種々の刺激によるNF-κBの活性化に関わっていることが明らかにされている。申請者らは、部位特異的TAK1欠損マウスを作製し、腸管上皮細胞を含む種々の細胞におけるTAK1のin vivoにおける機能について報告してきた。本研究では腸管上皮細胞特異的MEKK3欠損(MEKK3^<IEC-KO>)マウスを作製し、TAK1^<IEC-KO>マウスと比較検討を行った。その結果、TAK1とは異なり、腸管上皮細胞におけるTNF刺激によるNF-κB活性化にはMEKK3は必須ではないことが明らかとなった。また、急性大腸炎誘導モデルを用いた検討から、MEKK3は腸管上皮細胞の恒常性維持に関与していることが示唆された。
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