大規模医療情報データを用いた病態推移予測モデルの構築を目指し、高知大学医学部附属病院の医療情報データベースの検査値時系列を用いて、個人における検査値の変遷を予測するモデルの構築を行った。糖化ヘモグロビンの検査値時系列データを対象として集団の従う分布を背景に個々のデータを評価しながら解析できる潜在曲線モデルを集団の特徴抽出と個々のデータ予測を可能なモデルとして検討した。さらに採用したモデルの適応範囲を調査する為に、数値シミュレーションによって得られた理想的な模擬データを用いてモデルの適応範囲を明らかにした。
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