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2010 年度 研究成果報告書

コラーゲンビーズカラムを用いた抗血小板剤モニター・臨床応用における有用性の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 21790532
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 病態検査学
研究機関東京大学

研究代表者

金子 誠  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (00377491)

研究期間 (年度) 2009 – 2010
キーワード血小板機能検査 / 抗血小板薬 / コラーゲンビーズカラム / 薬効モニタリング
研究概要

血栓性疾患患者検体に対する薬効判定や薬剤不応症症例の検出,消化管内視鏡症例など抗血小板剤を投与されている症例における休薬時の薬効の変化に対して,血小板機能と抗血小板剤の薬効評価,出血性副作用が示唆できるか2種類のカラムを用い,検査法の有用性を検討した.コラーゲンビーズカラムを測定し,血小板機能を測定するだけでは,個人によって測定結果が大きく異なり,基準値を設定した上での測定値が正常範囲内もしくは異常値であると判定を単純に行うことは困難であることは確認できた.薬効に関しては,服薬による測定値の変化は認められる傾向はあるが,測定時の誤差や薬物動態などの個人差などによるばらつきは認められた.全血をフィルターに通して測定する吸引法(screen filtration pressure法)では,2種類の抗血小板薬を使用しても,その効果判定が明らかとなりその有用性が示された.これら抗血小板薬の薬効モニタリングに関しては,測定結果に個人差が認められること,また検査方法の差により抗血小板薬効判定に与える影響が大きいことから,投与前後での測定を行うことがその効果判定に重要であることが示唆された.本研究により,抗血小板薬のモニタリングには適した検査を用いることが重要であること,また血小板機能の評価は複雑であることが示され,今後も引き続き検討が行われる必要があると思われた.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 2011 2009 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Evaluation of safety of endoscopic biopsy without cessation of antithrombotic agents in Japan2012

    • 著者名/発表者名
      Ono S, Fujishiro M, Kodashima S, Takahashi Y, Minatsuki C, Mikami-Matsuda R, Asada-Hirayama I, Konno-Shimizu M, Tsuji Y, Mochizuki S, Niimi K, Yamamichi N, Kaneko M, Yatomi Y, Koike K.
    • 雑誌名

      J Gastroenterol.

      巻: (Epub ahead of print)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 抗血小板薬に対する反応多様性2009

    • 著者名/発表者名
      金子誠
    • 雑誌名

      日本検査血液学会雑誌

      巻: 34巻 ページ: 207-210

  • [学会発表] 血小板・凝固検査2011

    • 著者名/発表者名
      金子誠
    • 学会等名
      第9回日本検査血液学会 冬季セミナー
    • 発表場所
      山梨県笛吹市石和町
    • 年月日
      2011-02-20
  • [備考]

    • URL

      http://lab-tky.umin.jp/achievements/index.html

URL: 

公開日: 2013-07-31  

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