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2010 年度 実績報告書

カルシウムによる生活習慣病のケモプリベンション効果をランダム化比較試験で検証する

研究課題

研究課題/領域番号 21790574
研究機関新潟大学

研究代表者

尾山 真理  新潟大学, 医歯学系, 助教 (00447608)

キーワード生活習慣病 / 化学予防 / ランダム化比較試験 / カルシウム / 血圧 / 予防医学 / 耐糖能 / 動脈硬化
研究概要

今年度の実施内容は、試験参加者の最終医学検査を完了し、検査データの返却・説明、最終検査データの整理、および結果のまとめを行った。2010年11月に最終医学検査を行なった。最終検査では、それぞれ450人中、425人(94.4%)が参加した。錠剤服用のコンプライアンスの平均は83.7%で、錠剤の服用が80%を超えた者は332人であった。アウトカムとしての検査項目は最大血圧、最小血圧、空腹時血糖、ヘモグロビンAlc、尿酸、総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪であり、最終検査におけるそれぞれの変数の平均値は、129.1mmHg、78.4mmHg、89.8mg/dl、5.1mg/dl、4.5mg/dl、216.4mg/dl、67.9mg/dl、122.9mg/dl、95.8mg/dlであり、2年間の変化は、それぞれ、-4.6%、-1.9%、0.0%、0.0%、0.1%、2.9%、0.0%、2.7%、-4.5%であった。治療企図分析および実行説明分析を行った結果、血液検査項目に関しては、カルシウム付加500mg/日群、カルシウム付加250mg/日群、プラセボ群の3群間に有意な差はみられなかった。しかしながら、最大血圧と最小血圧に関してはベースライン値と比較して1年後、2年後ともカルシウム付加の2群がプラセボ群より低い傾向が明らかであった。カルシウム付加により、血圧を低下させることが期待される。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考]

    • URL

      http://www.med.niigata-u.ac.jp/hyg/carct.html

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公開日: 2012-07-19  

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