マウスに薬物(メタンフェタミン、MDMA)を投与し、薬物の影響による自発運動量、体温及び行動の変化を調べた。また、一定時間後に臓器(脳、肝臓、腎臓)を摘出し、MALDI/imaging MSによる臓器内薬物分布測定及びLC/MSによる臓器中薬物濃度測定を行った。本研究で規格化した毒性試験法から得られたイメージング質量分析による画像データと運動量、体温、薬物濃度等の数値データを集約し、薬物毎に毒性データシートを作成した。毒性データシートの拡充は、薬物間の毒性比較、新規薬物の毒性推定等に役立つと期待される。
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