研究課題
若手研究(B)
本研究課題で我々は、オレキシン神経系からニューロペプチドY神経系へのシグナル伝達が香蘇散の抗うつ様効果発現に重要な役割を果たしている可能性を初めて示した。これらの知見は、香蘇散の抗うつ様効果が、オレキシン/ニューロペプチドY神経ネットワーク制御の影響を強く受けることを示唆しており、また既存の抗うつ薬の作用メカニズムとの相違を一部明らかにできたと考えられた。本研究成果はオレキシン/ニューロペプチドY神経系を標的とした新規抗うつ薬の開発に貢献できるものと期待する。
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Biol.Pharm.Bull. 32(10)
ページ: 1716-1722