研究課題
若手研究(B)
大腸癌治療のkey drugであるオキサリプラチンによる神経障害(しびれ)は個人差が大きい。本研究ではこれまでに海外の研究でオキサリプラチンによる神経障害との相関が報告されている遺伝子多型(S-transferase p(GSTP1)Ile^<105>Val,and glyoxylate aminotransferase(AGXT)Pro^<11>Leu and AGXT Ile^<340>Met)を選択し、日本人の大腸癌患者82症例を対象に検証を行った。その結果、GSTP1 Ile^<105>Valに関してはminor alleleを有する群でgrade2/3の痺れの頻度が高かったものの統計的な有意差は認めなかった(41%vs24%,P=0.098)。またAGXT Ile^<340>Met.に関しては多型による痺れの発症頻度に差は認めず(16%vs13%,P=0.725)、AGXT Pro^<11>Leuに関してはコントロールも含めた177症例中1例もminor alleleの保有者を認めなかった。
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