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2009 年度 実績報告書

心房細動における左室拡張能の非侵襲的評価法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 21790727
研究機関徳島大学

研究代表者

楠瀬 賢也  徳島大学, 徳島大学・医学部・歯学部附属病院, 医員 (70507649)

キーワード心房細動 / 心臓超音波検査 / 心臓カテーテル検査 / 心不全
研究概要

心房細動の血行動態を評価するために,心カテーテル検査と同時に心エコー検査を施行する必要性があった.この体制作りは順調に進み,カテーテル検査室での心エコー検査がスムーズに行えるよう,専属の超音波検査士を当院の超音波センターから派遣してもらえるようになった.
また,左室内圧の変化を正確に評価するため,ミラー社製マイクロチップカテ先圧センサー付きピッグテイルカテーテルを用いて,左室圧を記録する必要があった.圧波形をデジタル記録するために,新規にコントロールユニットおよびケーブル類を購入した.
Dual Doppler法を用いて,僧帽弁口血流速波形と僧帽弁輪運動速波形をデジタル記録した.また,2D speckle tracking法を用いて,心筋ストレインおよびストレインレート値もデジタル記録した.その他のエコー指標についても心カテーテル検査と同時記録を行った.血圧,心拍数,心拍変動性,心房ナトリウムペプチドの計測も行った.
このようなプロトコールで症例の収集を行い,心カテーテルより得られるTau,左室拡張末期圧とE/e'やTe'-E等の心エコー指標との相関を検討する.また多変量解析を用いて,左室拡張末期圧,tauを最もよく反映する心エコー指標を特定する.
心房細動は心拍変動性による血行動態の変化があるため,その変動性についても今回は検討を加える.心房細動の心機能は未だ結論の出ていない部分が多く,今回の研究により心房細動の心機能評価に関して重要な知見が得られると考えられる.
2010年4月現在,症例数は5例登録されており,目標例数まであと15例である.機器・カテーテルの購入は済ませているため,積極的な登録を予定したい.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Dual-Doppler Systemによる心房細動の左室拡張能評価2010

    • 著者名/発表者名
      楠瀬賢也
    • 雑誌名

      Medix 52

      ページ: 23-26

  • [学会発表] 心房細動におけるE/e'の計測法:dual Doppler法を用いた検討2009

    • 著者名/発表者名
      楠瀬賢也, 他
    • 学会等名
      日本心臓病学会
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      2009-09-19

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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